
1. ビットコインとは?
ビットコインは世界で最も有名な暗号資産(仮想通貨)です。
円やドルのように国や銀行が発行するものではなく、インターネット上でやり取りされる「デジタルのお金」。
世界中の人々のコンピュータによって支えられています。
2. ビットコインと身近なお金・投資との違い

PayPayとの違い
PayPayは「円をスマホで便利に使う仕組み」。
一方、ビットコインは「円とは別の通貨そのもの」。
株との違い
株は「会社に投資」するもので、配当や優待がある。
ビットコインは「通貨に投資」するもので、24時間365日世界で取引できる。
3. マイニングとは?

ビットコインは「マイニング」という仕組みで新しく発行されます。
世界中のコンピュータが取引データを確認・記録し、その作業に成功した人が報酬としてビットコインを受け取ります。
電気代と計算力を競う「デジタルの金掘り」とも呼ばれます。
4. 半減期がある
マイニング報酬は約4年ごとに半分になります。これを「半減期」と呼びます。
供給スピードが落ちるため、希少性が増して価格に影響しやすいイベントです。
実際、過去の半減期(2012年・2016年・2020年)のあとには強い上昇トレンドがありました。
ただし、将来も同じ動きをするとは限りません。
次の半減期は 2028年頃 と予想されています。

5. サトシ・ナカモトの謎
ビットコインを考案したのは「サトシ・ナカモト」と名乗る人物あるいはグループ(正体不明)。
2009年の誕生時にマイニングで得たビットコインは 100万BTC以上(約14兆円相当) とされ、 いまだに動かされていません。
世界で最も謎めいた大富豪とも言われています。
6. アルトコイン

ビットコイン以外の暗号資産は「アルトコイン」と呼ばれます。
代表例は イーサリアム(Ethereum) で、NFTやDeFiなど幅広い用途に使われています。
ただし、時価総額を比べると差は歴然。
- ビットコイン:約170兆円規模(2025年時点)
- イーサリアム:約50兆円規模
イーサリアムも大きいですが、やはり「暗号資産の王様」はビットコインです。
7. 最近の動き
ビットコインはかつて「投機対象」と見られていましたが、近年は「デジタルゴールド」として 安全資産に近い動きを見せることも増えています。
株式市場が荒れるときに資金が流入するケースもあり、投資家にとって金(ゴールド)の代わりになる存在として注目されています。

まとめ
- PayPayは円を使った決済アプリ、ビットコインは独立したデジタル通貨。
- ビットコインはマイニングで生まれ、約4年ごとに半減期を迎える。
- サトシ・ナカモトは100万BTC以上を保有する謎の創設者。
- アルトコインにはイーサリアムなどがあるが、中心はやはりビットコイン。
- 最近は安全資産としても注目されている。
💡 決済手段としてだけでなく、投資・資産保全の選択肢としても存在感を増しているビットコイン。
まずは「どういう仕組みで動いているのか」を知っておくと安心です。
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