
スターバックスといえば、世界的なカフェチェーン。
おしゃれな空間でコーヒーやフラペチーノを楽しむイメージですよね。
でも実は「スタバって銀行みたいなことしてるよね?」なんて言われることもあるんです。
スタバの仕組みはまるで銀行

普通のカフェ:お客さんがコーヒーを買う → お金を受け取る
スタバ:お客さんがカードやアプリにチャージ → まだコーヒーを渡してないのにお金を受け取る
そう、スタバは商品を売る前にお金を集めているんです。
しかもそのお金、利息はゼロ。銀行みたいに「利息を払う必要」がないから超お得。
さらにすごいのが「忘れられた残高」。
カードをなくしたり、アプリに数百円だけ残って忘れちゃったりしますよね?
実はそれもそのままスタバの利益になるんです。
「忘れられた残高」実はかなりの儲けに
カードをなくしたり、アプリにちょっとだけ残っていて使い忘れたり…そんな「小銭みたいな残高」、実はスタバにとって立派な収益源になっているんです。
たとえばアメリカでは、スターバックスが未使用のギフトカード残高として保有している金額は17.7億ドル(約2,500億円)。そのうち**2億ドル以上(約290億円)**が「使われずに企業の利益」になっています。
ポイントを整理すると:
- 事前にチャージされたまま使われないお金は、スタバにとって「無利息の投資資金」
- 年間で数億ドル規模の“breakage revenue”(未使用残高による収益)が発生
- コーヒーを飲まなくても、チャージだけでスタバのビジネスが回っている側面がある
他のコーヒーチェーンもやってるけど…

もちろんドトールやタリーズ、コンビニカフェでもプリペイドやアプリ支払いはあります。
ただ、スターバックスが「銀行っぽい」と言われるのは規模が桁違いだからです。
- スタバのプリペイド残高は2024年末で 約18.5億ドル(約2,800億円)。
- さらに、使われずに残った残高(いわゆる「忘れられたお金」)からの収益は 約2億ドル(約300億円) にものぼります。
- 一方で、ドトールやタリーズの残高はせいぜい数十億円〜百数十億円規模。
仕組み自体は似ていても、
「ユーザー数の多さ × 忘れられた残高の大きさ」 が段違いで、スタバはまるで銀行のように巨額の資金を運用しているんです。
だからスタバは強い
考えてみれば、スタバは「コーヒー屋」と「銀行」を同時にやっているようなもの。
コーヒーが売れなくても、チャージ残高という資金を持っている。
しかもその資金で運用もできる。
だからスタバは安定して成長しやすいんです。
「スタバは銀行説」は、あながち冗談じゃないんですね。
まとめ
- スタバはコーヒーを売る前にお金を集める
- 利息ゼロで、忘れられた残高は利益に
- 他のチェーンも真似してるけど、規模はスタバがダントツ
- つまりスタバは「カフェ+銀行」の二刀流
次にスタバでチャージするときは、
「自分はスタバにお金を無利息で預けてる」って思い出すとちょっと面白いですよ。
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