
「日本版マイクロストラテジー」として投資家から注目を浴びるのが、 **メタプラネット(証券コード:3350)です。
もとはホテル事業やコンサルを営んでいた企業ですが、いまや 「ビットコインを買いまくっている会社」**というイメージが定着しました。
この記事では、その正体を「会社概要」「BTC戦略」「株価の歴史」「社員の給料はどこから?」 「投資家の本音」で整理します。
会社概要
- 社名:株式会社メタプラネット(Metaplanet Inc.)
- 本社所在地:東京都港区
- 上場市場:東証スタンダード市場(証券コード:3350)
- 設立:1999年(旧社名リード → 2016年に現社名へ)
- 事業セグメント:ホテル事業、コンサルティング、不動産、ビットコイン準備資産戦略
本業そっちのけ?ビットコイン戦略が主役
- 2024年4月に、ビットコインを準備資産として長期保有する方針を発表
- 以降、調達資金を原資にBTCを継続的に購入
- 現在の保有量は約2万BTC(購入総額3,023億円)
- 目標は「21万BTCの保有」=日本円で数兆円規模
- その姿勢から「日本版マイクロストラテジー」と呼ばれる
株価の歴史:BTC戦略で激動の1年

メタプラネットの株価は、ビットコイン戦略を打ち出してから一変しました。
- 2024年初頭:100円前後で低迷(投資家から注目度は低い)
- 2024年4月:BTC準備資産戦略を発表 → 300円台へ急騰
- 2024年夏〜秋:追加購入を発表、資金調達ニュースも加わり 600〜800円台に上昇
- 2025年6月:一時 1,930円まで急騰(年初来高値)
- 2025年9月現在:調整局面で 831円前後(依然としてBTC価格に強く連動)
👉 つまり、株価は「ホテル事業」ではなく、 ビットコイン戦略そのものに連動して動く株へと変貌しました。
もはや“本業はビットコイン”?社員の給料はどこから?

投資家からよく聞かれる疑問が、「社員の給料はどこから出てるの?」というもの。
実際には、
- ホテル事業やコンサル収益などの本業キャッシュフロー
- さらに資金調達(新株予約権や優先株)
から人件費などを賄っています。
つまり、本業で会社を回しつつ、調達資金でBTCを積み増す構造です。
それでも投資家の目線では「本業=BTC」という印象が強いのが実態です。
投資家が注目すべきポイント
強み
- 話題性抜群のBTC戦略
- 大胆な資金調達力で継続的に購入が可能
リスク
- 株価がBTC価格に大きく左右される
- B種優先株などの転換による希薄化リスク
- ホテル・コンサル事業の収益規模はまだ小さい
本音
私はビットコインは買わずにその分をメタプラネットに投資しています。
最近の株価の変動に心を大分揺さぶられますが、それも含めて「夢を買う投資」だと思っています。
※ 本記事は個人的な見解であり、投資判断はご自身の責任でお願いいたします。
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